2012年11月20日火曜日

DSD

久しぶりに(でもないか、、、)秋葉原。コルグから限定千台とかで売り出されたDAC、DS-DAC-10を、ネットで予約していたe☆イヤホンというイヤホン専門店に受け取りに行った次第である。イヤホンやヘッドフォンで音楽を聴く習慣はないので、イヤホン専門店なんてやっていけるのかいな、と勝手に心配していたが、あに図らんや、もの凄い数のイヤホン、ヘッドフォンに若い人から年配まで大勢の人、、、。かような世界もあるのですね。確かに、電車に乗っていても、イヤホンでなにやら聴いている人がいかに多いことか。それなりにニーズも大きいのだろう。
今回買ったDACは、ネットの一部で話題のDSDファイルを再生できる優れもの。 帰って早速に試してみる。確かに、音がくっきり解像度が上がったよう、その一方でまた、まろやかで聞きやすい。e-onkyoや2Lで買ったDSD音源がいくつかあるが、まだまだ数も少なく、その上、高い(2LからでているアルバムStone Roseが良い。特にNORTH COUNTRY Ⅱ!)。今後、数も増えるとともに値段も下がることを期待したい。それまでは、持っている音源を、DSDに変換としますか、、、

2012年11月13日火曜日

渋谷タワーレコード

J大。その後、某所にて某打ち合わせ。順調に事が運ぶことを願う。
帰りすがら、改修中の渋谷タワーレコードに立ち寄る。ジャズコーナーを物色、特価となっていたRossano Baldini "It Won't BeLate"購入。朝、キオスクで買った新聞に紹介されていたSUGITESU EXPRESSの置いてある場所をたずねると、クラシック・コーナーとのことで、ワン・フロアー上がる。せっかくなのでSACDなどぶらぶら見て回る。Ambiente、Electronicaというコーナーなども冷やかしてみる。モダン・クラシカルとかポスト・クラシカルというジャンルがあるのですな。目的としていたSUGITESU EXPRESSに加えて、視聴した中からピアノ・ソロ2枚Fabrizio Paterlini " Viaggi in aeromobile"、
Chilly Gonzales "Solo Piano ll"をお買い上げ!家に戻って全編にわたり聴いてみたが、整いすぎ、きれいすぎるかなー、という印象。根はクラシックだからか?Jazz畑のピアノ・ソロは割と好きで(Richard BeirachのHubrisやKeith JarettのThe Koln Concertなぞがお気に入り)、先月、トリノに行く機会があった時にも、fnacにて馴染みのStefano BollaniやPaulo Fresuに加えて、イタリアのジャズ・ピアニストのソロ・アルバムを何枚か入手してきたところであった。
ついでに渋谷Tsutaya。もうクリスマスのデコレーション。年をとるにつれて1年がなんと早く過ぎ去るようになることか、、、





2012年10月20日土曜日

ミュンヘン空港、ヴァイツェンビア

 全日空にてミュンヘン経由でトリノへ向かう。先月もミュンヘン経由でロンドン。その折の成田空港は、あちこちにカメラをもった取材陣で、騒々しい。サッカー日本代表イラク戦の翌日、欧州組がヨーロッパにそれぞれ戻る日であった。ラフな格好の吉田とすれ違い、ミュンヘン便の搭乗口へ行くと、ここでもカメラの列。やがて、家族と一緒に、清武と酒井高がやってきた。家族に、清武らと一緒の便だったと自慢げに言うと、「隣の席に座っていたというのならねー」はい、そうですか、、、
 やらなくてはならないことが山ほどあるのに、機内では映画をみてしまう。スラムダック&ミリオネア、原作を読んでいたので観たいとは思っていた、が、微妙であった。原作「僕と1ルピーの神様」は、なかなかに読ませた。構成も凝っていたし、先に読了した娘が、ラストが良かった、と言っていた通り、洒落た終わり方。映画には原作の良さ、おもしろさがみえない。しょうがないかもしれないが。
 只今、ミュンヘン空港にてトリノへの便の乗り継ぎ待ち。このあたり南ドイツで造られ飲まれている小麦のビール、 ヴァイツェンビアを飲む。大好きで、ドイツに来ると毎日のようにグラスを傾ける。このビールのために、ミュンヘン経由にしているわけではありません、、、

2012年10月4日木曜日

本を求めて、、、

 フランクフルトに関する著作のKindle版をAmazonにて以前に購入。その引用を試みるが、ページ番号が振られていない!印刷版は、日本では、中央大学とアジ研の図書館にしか収められておらず、それぞれに館外貸し出しを頼むが不可であり、来館すれば閲覧できるとのこと。というわけで、紹介状をもって、中央大学中央図書館にでかける。それなりに人が乗っており、いったいどこからどこへ皆移動するのだろう、といつも思ってしまう武蔵野線にて西国分寺、中央線に乗り換えて立川、そして多摩モノレールに乗る。モノレールは眺めが良い。 このあたりまで来ると山が近く、今日は空気も澄んでおり緑も鮮やかですがすがしい。高幡不動あたりまでは、地面の上を電車や車で走っていると、建物が立てこんだ印象だが、上から眺めると、けっこう畑や空き地、駐車場が目につく。高幡不動からは、多摩丘陵に入り込む。斜面に張り付いた住宅地は高度経済成長期に形成されたものであろうが、個々の家の更新が進んでいるようにみえる。中央大学・明星大学駅にて下車。学生らもどっと降りる。中央大学のキャンパスの中に入るのははじめて、なかなか立派なものである。中央図書館も堂々としている。見栄えはやはりする方がよい。中身がないといっているわけではなく、学生らを圧倒させるようなこうした建物は、彼らに学問の高みを感じさせるものであり、時にひるませ、時に意欲をみなぎらせるものではないだろうか。教育への思い入れもまた、建物に現れる。明治になって地元の人々がお金をだしあって造った学校が文化財として今にあるのも、当時の人々の意気込みの大きさを物語るものであろう。はてさて、今日の国立大学法人はどうだろうか、、、つらつらとそんなことを思いつつ、新宿で野暮用を済ませて帰還。

2012年7月18日水曜日

ウランバートル

昨年の9月以来の4度目のモンゴル行き。うだるような暑さの中、日暮里経由、京成スカイライナーにて成田へ。待ち合わせ場所には既に、今回同行する学生2名。MIATモンゴル航空カウンターにてチェックインし、フードコートにて昼食をとる。昼食をとりながら学生らと話す。既に、2人とも、海外旅行の経験は豊富。一人に至っては、東南アジアを歴訪、ネパールに留学していたというつわもの、、、。若い人たちが海外に出なくなったといわれるが、本当だろうかと思ってしまう。私などは、海外へ初めて出たのは、大学院に入って4年目のことであった。
空港は、夏休み前だからか、また、昼過ぎという時間帯からか、閑散としている。ウランバートル便を待つ人々には、年配の旅行者が多く見受けられる。欧米や中国、韓国には既に行ってしまった層にとっての新しい旅先か、あるいは、モンゴル・フリークがいるのか。繰り返しモンゴルを訪ねる人も多いらしい。
成田を発ったMIATボーイング767は、残雪もわずかとなった富士山の北を通り、南アルプス、琵琶湖、若狭湾を経て、山陰の海岸に沿って飛ぶ。伯耆大山、中海、宍道湖もくっきりとみえた。その後は、ビールとワインでウトウトと、、、ワインは、日本では珍しいオーストリア産赤ワイン。ウィーン北の蔵元Kattinger、品種はオーストリアではよくあるZweigelt、まあ普通か。
 ウランバートル・チンギスハーン空港へ着陸態勢に入ると、皆が窓の外に見入る。緑の草で覆われたなだらかな山並みが見える。4度目にして初めてみる緑のモンゴル。ただ、思っていたほどに、緑が濃くない。稜線付近では、緑がなく茶色の地肌が露出しているし、斜面上も、緑に茶が混ざる。緑の密度がなんとも低い。緑の絨毯を期待していたものとしては、少し物足りない。元来、こうした植生なのか、あるいは、植生が後退していっているのか、興味のあるところである。
 空港には、我々のプロジェクト関わってくれているMP氏が出迎えてくれる。旧東ドイツ・モンゴル大使館勤務の経験があり、ドイツ語で話す。空港から市内へ向かう道は相変わらずでこぼこ道であるが、片側2車線の道路に改良すべく工事中であった。昨年9月に訪れた時もそうであったが、あちらこちらでビルが建設中で、クレーンが立ち並ぶ。景気はよいようである。
 定宿としているフラワー・ホテルにチェックイン。8時を過ぎるが、まだ外は明るい。買い物がてら軽く食事をしようと外に出る。何度か訪ねたチェーンのモンゴル食レストランへ。英語で写真付きのメニューがない!経営が変わったよう。キリル文字が読めればなんとかなるのだが、残念ながら読めない。他の店にすべく外に出る。すぐそばで入ったレストラン、最初は英語のメニューはないとのことであったが、しばらくして、写真付き英語メニュー。見覚えのあるメニューであり、要は前に訪ねたレストランが移転したということであった。モンゴル風焼うどんともいえるツォイアンとミルクティーであるスーティー・ツァイをたのむ。ツォイアンには、はじめてのことだが、ケッチャプがかけられている。いまひとつ。
 食後、すでに暗くなる中、 スーパーに立ち寄る。社会主義時代に、公共アパート群の中の近隣商業地区として位置づけられたであろうスーパーのある一角は、いくつものカラオケ・バーに、カフェー・バーや日本食レストラン、韓国レストランがある。スーパーでは、ミネラル・ウォーターに、ビールとウォッカを求める。モンゴルにはヨーロッパ、特にチェコのビールが流通していて、かつ酒税も安いのか、日本では考えられないような値段で、ヨーロッパのビールが飲める。ピルスナータイプのビールの元祖Pilsner Urquellや本家バドワイザー・ビールBudweiser Bidwell(アメリカのバドワイザーはチェコのバドワイザーのパクリ)が棚に並ぶ。今日は初めて、プラハのビールStaropramenをみかける。プラハに滞在していたときにはよく飲んでいたもので、むろんこれを選ぶ。洗濯、そしてシャワーの後に、グラスに注ぐ。うまい!



2012年5月27日日曜日

ジャズ

 午前中、住んでいるマンションの修繕委員会。立候補者が少なく再度募集になった際に、手を挙げたもの。大規模修繕のチェックとして、はじめて屋上へ。なかなかに壮大な眺望で、目は建物よりも外の方へ。「はやぶさ」の過ぎゆく様にしばしみとれたり、、、。
 EspenEriksenTrioのセカンド・アルバムwhat took you so longに聴き入る。ファースト・アルバムと同様、耳に心地よい。一歩間違えれば、どこにでもあるイージー・リスニングとなるであろうが、どっこい踏みとどまっている。先週、新宿ディスクユニオンで求めたもの。新宿タワーレコードは、改修によって、ジャズのスペースは小さくなってしまっていた。このアルバムがないか店員に訪ねると、データベース上ではあることになっているが、実物が見当たらないとのこと(大丈夫か?)。ということで、ディスクユニオン・ジャズ館まで足を伸ばした次第である。秋葉原の石丸ジャズ&クラシック館もなくなったし、こうしてタワーレコードのジャズ・コーナーも縮小、我らおじさんの残るよりどころはディスクユニオンか。御茶ノ水もそうだが、駅から少々歩かなくてはいけないところが難ではあるが、おじさんは歩け!というとであろう。

2012年5月1日火曜日

ワイングラス


 連休の狭間。一寸前の私立大学はこうした期間も休みにしていたものだが、最近はきっちりと授業を行う。J大とS大。途中、ターミナルともなっている小田急百貨店に立ち寄る。長く使っているカバンのチャックがうまく動かなくなり、新しいものに代えようとカバンのコーナーに出向く。気に入ったものもなく、ワンフロア上がってリビング用品コーナーへ足を伸ばす。よいグラスがないものかと、つい眺めてしまう。あまり品揃えもよくないなー、とエスカレーターで降りようとしたところに、リーデルのコーナーが!リーデルは、オーストリア、チロルのグラス・メーカー。チロルに通っていたこともあり、また、デザインもすっきりしていて、気に入っている。何脚かすでにある。一寸前より、足のないワイングラスをだしていて、気にはなっていた。当初は大ぶりのグラスしかなかったが(といっても向こうでは標準ではあるが)、オーストリア航空で渡欧した際に、ワイングラスとしてだされたのが、ここリーデルの足なし小ぶりのグラスで、すっかり虜になってしまった。何とか入手し、気に入って使っていたが、妻が洗う際に割ってしまった(他にも何点か気に入っていたものが割られている)。今日見たのはそれと同程度のグラス。スピリッツ用ということだが、ワインやビールを日常飲むのにちょうど良い、そして手になじむ大きさである。2脚セットをご購入。
 「置くところがないでしょう。必要なのはカバンの方でしょう。」家に帰っておずおずと買ってきたグラスを見せたときの妻の反応であった。一時、渡欧するたびにグラスを求めたことがあり、あちこち棚の奥には多くのグラスが眠っている。狭いマンション住まいで、また余計なものをとの思い、まぁ理解はできる。「グラスを買うのは久しぶりだし、これは君が割ったやつの代わりだよ」余計なことを言ってしまう。「洗い物が多いんだからしょうがないでしょう。それじゃ、グラスは自分で洗ってね!」グラスは自分で洗うことになりました、、、とさ、、、

2012年4月18日水曜日

ジャケ買い(1)

海外にでかけたおりに、CD屋に立ち寄ってCDを漁ることを常とする。視聴ができるところもあればできないところもある。頼りはジャケット、いわゆるジャケ買いである。でも、洒落たジャケットは、けっこう当たりであったりする。
 最近のお気に入りは、一昨年にイタリア、トリノに行った際に買ったもの(トリノはおいしかった!)。Paulo Fresuクインテットの2枚組Songlines/Night&Blueである。知らなかったが、Paulo Fresuはイタリアを代表するトランペッターであるらしい。一枚目Songlinesは、軽やかで休日の午後に聞くのがよい。もう一枚のNight&Blueは、陰鬱ではないライトなメランコリックさで、夜更けにワインでも飲みながらのBGMにちょうどよい。そのあたりは、北欧ジャズとは違うイタリアらしさか。

2012年3月25日日曜日

ふるさと支援隊

秩父市吉田阿熊地区で行ってきた埼玉県の事業である、ふるさと支援隊の活動の報告を現地の阿熊集落センターで行う。先だって、K大のN氏とそのゼミ生による、H県における同様の活動についての紹介があった。K大の学生6人は、夜行バスに乗ってわざわざやってきてくれたものである。我々の発表も学生らが中心となってまとめたもの、失礼かもしれないが、思いの外、立派にやってくれる。中山間地に学生らを送り込み、学生らの若さ、エネルギーを注ぎ込もうというふるさと支援隊なる事業であるが、逆に、学生らが支援、教育された感がある。学生らはそれぞれポテンシャルをもっている。それをうまく引き出すことが肝要なのであろう。昨年度の発表時と同様、発表後は、車座となって村の方々、そしてK大の学生も含めての意見交換。
 壮大な自然の風景も、皆が知る歴史文化もない、何気ない山里の意味や価値が見いだされつつある、その途上にあるのかもしれない。ただ、意味づけ、価値づけは、放っておいても自然になされるわけではないであろう。今年度でもって、支援隊の事業にとりあえずの区切りをつけるが、今後の関わり方が問われているといってもよい。