2011年7月12日火曜日

クレー

 竹橋、近代美術館のクレー展に寄る。久しぶりの展覧会。先般、渋谷東急で展示していたフェルメールの「地理学者」も見に行きたいと思っていたが結局叶わなかった(この「地理学者」はフランクフルトのシュテーデル美術館の中でも好きな作品の一つだった)。
 本務校の身分証明証はもたないが、J大学の教職員証にて割引、ありがたや。割引分+100円にて音声ガイドを借りる。クレーは好きで、ドイツにいたときには、コレクションがあると聞いていたベルンやデュッセルドルフの美術館へ何度かでかけていた。1987年には、ベルンで、ニューヨーク近代美術館とともに、けっこうな規模で回顧展をやり、2度見に行った記憶がある。その後、ベルン郊外にできたクレー・センターには残念ながらまだ行ってはいない。
 今回の展覧会にもクレー・センターのコレクションから多くがきていた。また、日本各地の美術館からも作品が集められていた。クレーの技法についてうまくまとめられていたと思うが、インパクトのある作品の数が少ないかな、という印象である。ますますクレー・センターに行きたくなってきた。
 平日の午前というのに、すごい人の数(9割方はおばさん、私のようなおじさんはわずか)。日本でもクレーはそれなりに人気があるのですね。

0 件のコメント: