2010年10月22日金曜日

じゃじゃ馬馴らし

同僚K氏と学生らとともに、さいたま芸術劇場。シェークスピアのじゃじゃ馬馴らしを観る。芸術劇場も観劇も果て何年ぶりのことか。シェークスピアは、マクベスとリア王を確かだいぶ前に観たことがある。初めての喜劇。金曜日の夜ともあって、あるいは人気なのか、劇場はほぼ満席である。幅広い年齢層、ただ女性が7,8割を占めるか。
 速いテンポでリズム良く展開、ギャグを連発する様は、「吉本」を彷彿させる。明らかに意識している。笑いの本質は、洋の東西、時代を超える、ということでもあるか。ただ、ことばがテンポに追いつかないところも。ことばを追うのに骨が折れ、純粋に「喜劇」に入っていけない。後半は慣れたのかそうでもなかったが。訳の問題かもしれない。原作を読んでみることとしよう。これを関西でやったら、確実に「受け」方は異なるであろう。拝見してみたいものである。
 キャタリーナ役の市川亀治郎が、歌舞伎の所作で笑いをとるのは反則だろう。が、存在感はあり、ドレス姿でも女性にみえるのはさすが。その妹ビアンカ役は、てっきり女優がやっていると思っていたのだが、男だったのですね!全員が男性のキャストとか、チラシもちゃんとみてなかった。「そんなんじゃ、だまされますよ!」同僚、学生らにあきれられ、笑われてしまった。

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