2014年5月28日水曜日

新しい職場にて

早いもので新しい職場にて2か月が過ぎた。「もう慣れましたか?」といろんなところで聞かれる。国立であれ私立であれ、大学という場の雰囲気、そこで棲息する人々はそう変わらないといえるだろう。

大きく変わった点といえば、
前任校では、朝、お弁当をもって出かけると、夕方帰宅時まで、棟から一歩も外にでない、ということがよくあった。研究室も教室も事務室も同じ建物内にあったからである。現在、研究室も教室も、事務室も、分散した建物にそれぞれある。しかも丘陵の斜面上にキャンパスは広がっているため、起伏がある。ときに息を切らしながら歩くことになる。運動不足解消にはよいかもしれないが、研究室から教室へ、教室から事務へ、最短かつアップダウンの少ない経路を探索中である。

あまり変わらないことといえば、
これまでは自動車通勤であったが、これからは、通常は電車で通勤し、荷物が多くなるときは車で、と思っていた。ところがけっこう車で通っている。中央環状線、山手トンネルを経由すれば、1時間ほどで行けるのである。首都高の朝の渋滞のネックは、5号線の上りと大橋ジャンクションである。が、朝も9時を過ぎれば、首都高の渋滞もある程度緩和されることがわかった。役に立つのは、グーグル・マップのナビである。グーグルは、アンドロイド携帯から位置情報を取得しており、そこから道路における車の速度を計算し、それを情報提供している。最近はやりの「ビッグデータ」の活用というやつですな。さらに、その情報から、2地点間の到達時間を計算し、最適なルートと所要時間を提示してくれる。この所要時間もほぼあてになり、これを頼りに通勤しているわけである。荒川と多摩川をまたいでいくわけであるが、この世界一(人口規模で)の都市の巨大さを実感する。