2012年10月20日土曜日

ミュンヘン空港、ヴァイツェンビア

 全日空にてミュンヘン経由でトリノへ向かう。先月もミュンヘン経由でロンドン。その折の成田空港は、あちこちにカメラをもった取材陣で、騒々しい。サッカー日本代表イラク戦の翌日、欧州組がヨーロッパにそれぞれ戻る日であった。ラフな格好の吉田とすれ違い、ミュンヘン便の搭乗口へ行くと、ここでもカメラの列。やがて、家族と一緒に、清武と酒井高がやってきた。家族に、清武らと一緒の便だったと自慢げに言うと、「隣の席に座っていたというのならねー」はい、そうですか、、、
 やらなくてはならないことが山ほどあるのに、機内では映画をみてしまう。スラムダック&ミリオネア、原作を読んでいたので観たいとは思っていた、が、微妙であった。原作「僕と1ルピーの神様」は、なかなかに読ませた。構成も凝っていたし、先に読了した娘が、ラストが良かった、と言っていた通り、洒落た終わり方。映画には原作の良さ、おもしろさがみえない。しょうがないかもしれないが。
 只今、ミュンヘン空港にてトリノへの便の乗り継ぎ待ち。このあたり南ドイツで造られ飲まれている小麦のビール、 ヴァイツェンビアを飲む。大好きで、ドイツに来ると毎日のようにグラスを傾ける。このビールのために、ミュンヘン経由にしているわけではありません、、、

2012年10月4日木曜日

本を求めて、、、

 フランクフルトに関する著作のKindle版をAmazonにて以前に購入。その引用を試みるが、ページ番号が振られていない!印刷版は、日本では、中央大学とアジ研の図書館にしか収められておらず、それぞれに館外貸し出しを頼むが不可であり、来館すれば閲覧できるとのこと。というわけで、紹介状をもって、中央大学中央図書館にでかける。それなりに人が乗っており、いったいどこからどこへ皆移動するのだろう、といつも思ってしまう武蔵野線にて西国分寺、中央線に乗り換えて立川、そして多摩モノレールに乗る。モノレールは眺めが良い。 このあたりまで来ると山が近く、今日は空気も澄んでおり緑も鮮やかですがすがしい。高幡不動あたりまでは、地面の上を電車や車で走っていると、建物が立てこんだ印象だが、上から眺めると、けっこう畑や空き地、駐車場が目につく。高幡不動からは、多摩丘陵に入り込む。斜面に張り付いた住宅地は高度経済成長期に形成されたものであろうが、個々の家の更新が進んでいるようにみえる。中央大学・明星大学駅にて下車。学生らもどっと降りる。中央大学のキャンパスの中に入るのははじめて、なかなか立派なものである。中央図書館も堂々としている。見栄えはやはりする方がよい。中身がないといっているわけではなく、学生らを圧倒させるようなこうした建物は、彼らに学問の高みを感じさせるものであり、時にひるませ、時に意欲をみなぎらせるものではないだろうか。教育への思い入れもまた、建物に現れる。明治になって地元の人々がお金をだしあって造った学校が文化財として今にあるのも、当時の人々の意気込みの大きさを物語るものであろう。はてさて、今日の国立大学法人はどうだろうか、、、つらつらとそんなことを思いつつ、新宿で野暮用を済ませて帰還。